1994年3月、37日間におよぶ漂流から「奇跡の生還」を果たした男がいた。だが8年後、彼は再び漁に出る。沖縄の漁師の生き様を追った長編ノンフィクション。『小説新潮』連載「ある鮪漁師の漂流」を改題して単行本化。