日本十進分類法

どのジャンルの本がどの場所にあるのか数字でわかる!(日本十進分類法:NDC)

 図書館の世界では、すべての本を内容によって1類から9類までに分類し、どれにも当てはまらないものを「0総記」として、全部で10のグループに分けます。さらにそれぞれのグループを10に分け、細分化していきます。10ずつ分類していくので十進分類法と言うのです。

 001~999まで数字が割り当てられていて、あなたの求めている本はこの数字のどれかに必ず当てはまっています。
※その他のことを「総記」といいます

 そして、図書館では基本的に、この数字の順番で書架に本を並べています。
はじめの桁(百の桁)だけ覚えていただければ、目安になります。十の桁からは似たジャンルは隣接するように数字が振られるよう工夫されています。

【代表例を示します】
   小説は 913(キューイチサンと読みます)
   

 例えば小説に「.6」を付け加えてみましょう。
「913.6」となります。
これは9(文学)>1(日本)>3(小説)>.6(明治以降)と細分されます、現代日本の小説がここに該当します。

以上のように、数字による大雑把なジャンル分けが理解できれば、図書館に行っても探しているジャンルの本がどの書架にあるか予想できるようになります。
他所の図書館に行ってもルールは基本的には一緒なので、ぜひ覚えるとよいでしょう。
参考までにジャンル分けの一覧表をここに示します(百と十の桁のみ)